日本の地衣類(ウェブ図鑑)
Flakea papillata O.E.Erikss.

ハギレゴケ

種の記載等
ノート
国内では1度だけ記録があったが,詳細は報じられず,ほとんど知られていなかった.鹿児島県産・和歌山県産(+千葉県産)の標本に基づき当館職員の原田が2022年に,初めて詳しく報告した.
【文献】原田浩.2022/ 日本地衣類誌(8).Flakea papillata ハギレゴケ/ Lichenology 20(2): 41-48.
標本の拡大写真等
標本1: Harada 16095
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A.岩や樹幹基部など垂直面に生じた蘚苔類マットに混じって生えることが多い B C.地衣体はごく薄く,デリケートに見える.小さな穴が開くことがある
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D E F
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G H I
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J.裂片先端部が断片化することがある

K.1個体を取り出してみた

L.縁部に偽根がある
生物顕微鏡下の拡大写真
標本1: Harada 16095
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A B.共生藻の層は,1細胞層に見える C.裂片の穴の開いた部分に相当する
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D.裂片表面にピントを合わせた.パピラが見える E.Dと同じ部位で,縁部にピントを合わせた.パピラが見える F
 
地域の図鑑等における本種のページ:
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