本コンテンツのベースとなった地衣類調査と写真撮影について

●千葉県立中央博物館(以下,当館と呼びます)職員の原田浩(写真)は,千葉県とは全く違う地衣類が生育する日光に魅せられ,繰り返し日光を訪れました.栃木県立博物館と共同で調査を実施したり,日本地衣学会の観察会の開催地となった時には講師を務めました.地衣類の生態写真の撮影は,特に2008年頃から本格的に取り組みました.これらが,初公開時となる2019年時点における本コンテンツのベースとなっています.

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●2016年からは坂田歩美(写真)が当館の共同研究員として調査に参加しました.藤原ナチュラルヒストリー振興財団からの学術研究助成(平成27年度)による研究「山地帯・亜高山帯におけるキゴウゴケ属Opegrapha(リトマスゴケ科Roccellaceae)地衣類の生育地調査」では,奥日光を主な調査地としました.2018年に坂田は当館の職員となりました.

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●栃木県立博物館の坂井広人氏には,原田と坂田は日光の調査に際しお世話になりました.

 

●千葉県立中央博物館の調査研究事業,「地衣類の多様性に関する研究」(研究代表者:原田浩)の一部として実施しました.

●本コンテンツの整備にあたり,科研費基盤研究(C)(課題番号21K01006)「日本産地衣類の総合的なデータベースの整備とウェブ公開」(2021~2023年度.研究代表者:原田浩)の補助を受けました.

本コンテンツで使用した写真について
●画像処理.地衣類を同定するうえで,微妙な色彩はとても重要な情報です.この目的にあうよう色彩を再現するために,多くの写真はフォトショップ(Photoshop®Adobe)による画像処理を施しました.たとえば森林内で撮影した写真は,緑色から青色が強く表現されるため,これを補正する処理により,図鑑向きになります.また実体顕微鏡下の拡大写真は,照明の影響により自然な色合いを再現できないため,多くの場合は画像処理を施します.
●撮影者.職員以外により撮影された写真については,図鑑のページに撮影者名を示してあります.職員による写真については,写真中に以下のようにアルファベットで示してあります.HH(原田浩),SA(坂田歩美)
 
本コンテンツの著作権について

本コンテンツは,千葉県立中央博物館のホームページと同様に,以下(1)のとおり著作権法の保護の対象となっています.転載をする場合は,千葉県立中央博物館のホームページに記載があるよう(2),お申し込みください.

●(1)「千葉県立中央博物館(以下、中央博物館)のホームページに含まれている文章、写真、イラストなどは、著作権の対象となっています。また、中央博物館のホームページ全体も編集著作物として著作権の対象となっており、ともに著作権法により保護されています。
私的使用のための複製や引用など著作権法上認められた場合を除き、無断で複製・転用することはできません。」

●(2)デジタルミュージアムからの転載

「デジタルミュージアムに掲載されている写真を転載する場合、利用申込をしていただく必要があります。写真によっては、著作権者の同意が必要な場合があります。デジタルミュージアムを含む当館のページへのリンクは、どなたでも自由に行っていただけますので、インターネットへの掲載の場合はリンクをご検討ください。

なお、デジタルミュージアムには千葉の県立博物館全館のコンテンツが掲載されていますが、中央博物館以外のコンテンツに掲載された写真をご利用になりたい場合は、コンテンツを作成した博物館にご連絡ください。」

 
本コンテンツの制作と更新について

●2019.8,公開.図鑑は76種掲載.担当:原田浩

●2022.7.図鑑は109種掲載(新規掲載種以外についても,写真追加).担当:原田浩,坂田歩美(補助)

●2023.3. 図鑑は119種掲載.マクロ写真(実体顕微鏡下の拡大写真を含む)として800件以上を追加.担当:原田浩,坂田歩美(補助)