日光の地衣類

Cetrelia braunsiana (Müll.Arg.) W.L.Culb. & C.F.Culb.

トゲトコブシゴケ

種の記載等・・・「日本の地衣類(ウェブ図鑑)」から
生態写真
cetrelia cetrelia  
 
トコブシゴケ属の中では,分布域が最も広く,奥日光だけでなく,関東では低地にも分布する.奥日光に産する本属の中では,裂芽が粒状であり扁平にならないこと,擬盃点が大きいことで区別できる.裂片が大きく,白色の擬盃点を生じるウメノキゴケ科の仲間では,ハクテンゴケ属PuncteliaとウスバトコブシゴケPlatismatia interruptaに似るが,ハクテンゴケ属は腹面に偽根が密生することにより,ウスバトコブシゴケは擬盃点が線状に伸びることにより異なる.