下に示した写真のような河畔,河床に現れた露岩の上部は,ほとんどいつも水から露出しています.濡れるのは雨の時と,年に何度かあるかないかの洪水のときだけです.特に日当たりのよい場所は著しく乾燥しているため,そこに生育する地衣類は,「淡水生」というよりも乾燥に適応した種と考えたほうが良さそうです.しかしそのような中にも,このような河床あるいは河畔の岩上でないと見つからない地衣類があるのも事実です.また一方では,乾いた岩上なら,河川とは関係ないところにも,普遍的に出現種もあるようです.それぞれの種がどちらに属するかの判定は,研究の進展を待たないといけません.
区別がつかない状況では,両者を「河畔生」としてまとめて扱うのが良いでしょう.従って,このコンテンツでは,「淡水生」のみならず,広く「河畔生」の地衣類を扱います. |
以下のような種が,「河畔生」と考えられます.
・Ephebe japonica チヂレケゴケ
・Peltula euploca タテゴケ,P. japonica クロタテゴケ
・Spilonema revertens カタマリケゴケ |