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夕方になると、カラスがねぐらへ向かって飛び始めました。各班はそれぞれの持ち場でその様子を記録しました。 翌日、みんなの記録を1枚の地図にまとめてみると“カラスの大移動”の様子が浮かび上がってきました。 黒い矢印がカラスの飛んでいった方角を示しています。 鹿野山のねぐらには、おもに西の富津市方面から100羽以上が集まってきました。 そして、辻森のねぐらには南北8km以上におよぶ広い範囲から数百羽が集まってきました。 またいくつかの地点では、辻森のねぐら以外の方角へ飛んでいくカラスもいました。どうやら他にもねぐらがあるようです。 この結果は、大勢で広い範囲を同時に調査して初めてわかったことです。この調査は大成功だったといえるでしょう。 |