No.4 タマシロオニタケ |
Amanita abrupta ハラタケ目,テングタケ科, テングタケ属 プロフィール:小形のシロオニタケという風情であるが,柄の基部が図にみられるように大きく膨大する点が著しい特徴である.和名は玉白鬼茸の意味. 見分け方:柄の基部がカブラ状からタマネギ状に突然膨大する. 発生時期と生態:県内では清澄山周辺の常緑ガシやコナラの林に10月頃発生する.1969年に日本特産のきのことして発表されたが,前世紀に北米東部に産するきのことして記載さていることが判明した.日本と北米東部に分布する. 中毒のタイプ:A致命的な毒. |
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1987年10月14日 安房郡天津小湊町清澄山 東京大学演習林内 |
毒成分 :アミノ酸プロパルギルグリシンなどの物質と考えられている.アマトキシンによるものではないが,典型的なコレラ様症状で,アマニタ中毒の症状と非常に類似する. 中毒例:1978年に長野県で2名の中毒死がでている. |
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