事例 1996年博物館に連絡が 1996年9月13日,千葉市保健所から博物館に,中毒事故があったとホウキタケ類が持ち込まれた.商品は某JAの生産となっている. ホウキタケ類の専門家に同定を依頼したところ,ハナホウキタケ Ramaria formosa (Fr.) Quel. であることが判明した.ハナホウキタケは胃腸系の中毒症状が知られている.博物館で標本は保存している (CBM-FB 15027) 解説 :ホウキタケ類は分類の研究もすすんでおらず,種類が大いにもかかわらず図鑑にはほんのわずかな種類しか記載されていません.また食用とされる種類もあるのですが,なかには中毒するものもあります.いかに市販されているものであっても,野生のきのこの中毒の疑いがあれば,病院や保健所に相談しましょう. 毒きのこtopへ 中毒事例topへ |