♨︎ 血の池地獄 |
 ▲1918〜1932年 |
 ▲ 2020年 |
日本最古の天然地獄。酸化鉄などの成分によって湯は赤い色をしている。池や階段、湯の沈殿物から作られた「血ノ池軟膏」を販売している売店の位置などは、昭和初期からほとんど変わっていない。 |
♨︎ 海地獄 |
 ▲1918〜1932年 |
 ▲ 2020年 |
1200年ほど前の鶴見岳の爆発で誕生した、硫酸鉄によるコバルトブルーの湯の地獄。白黒の絵はがきは、ほとんどが手前の池から奥の地獄を望む構成。湯の色より湯気が際立つアングルが好まれたようだ。 |
♨︎ 龍巻地獄 |
 ▲1933〜1944年 |
 ▲ 2020年 |
別府市の天然記念物の間欠泉。30〜40分間隔と、世界の間欠泉の中でも短い休止時間で熱湯と噴気を噴出する。絵はがきの当時は、高く噴き上がる瞬間を撮影するのは難しかったのかもしれない。 |
♨︎ 八幡地獄 |
 ▲1918〜1932年 |
 ▲ 2020年 |
昭和初期に噴出し、戦前は観光客で大変賑わったようだ。「鬼の骨」や「人魚の剥製」などを見せる「怪物館」まであったらしい。湧出量の低下により閉鎖され、現在は地熱発電施設があるのみ。 |
♨︎ 鶴見園地(鶴見地獄) |
 ▲1933〜1944年 |
 ▲ 2020年 |
昭和初期に、歌劇場なども有する広大な敷地の園地として整備され、名所と名高かったようだ。戦後に徐々にさびれていき、現在でも寺の境内に池(地獄)は残っているが、観光客は入れない状態。 |