No.85(生態・環境ー13) 中央博資料百選  

  林辰雄氏撮影写真  

 林辰雄氏(1914〜1995)は、大正3年佐倉に生まれ、生涯を佐倉に暮らしたアマチュアカメラマンです。一貫して撮り続けたテーマは、水辺に生きる人々の暮らし、生業です。現在、中央博物館では、撮影地域から東京湾岸、印旛沼周辺、九十九里浜から外房海岸の3つの地域に分けて整理しています。特に、昭和30年代以降の東京湾岸の埋め立てを早くから察知し、消えゆく干潟を念頭に撮影した写真は、未来への貴重な記録です。デジタル・ミュージアム「故・林 辰雄氏撮影写真集」では、東京湾岸での撮影写真60枚ほどを選んで紹介しています。

浦安 貝を採り境川河口に帰ってきた船
浦安 貝を採り境川河口に帰ってきた船

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