まひわ音の標本箱とはかわせみ


千葉県立中央博物館の生態園は、房総半島の自然が再現された野外博物館です。里山やため池の景観を未来へ伝える自然観察地です。平成元年に開園して以来、都市化が急速に進む千葉市内にあってこれほど豊かな自然に親しめる場所はありません。生態園で耳を澄ませると、そこにはさまざまな自然の音が聞こえます。おもしろい音!不思議な音!変わった音・・・心にのこるさまざまな音を、博物館では集めてきました。

 実は、その集め方がとてもユニークなのです!!このプログラムでお聞きになる音はすべて、世界で初めて導入された生物音声識別支援装置 「ききみみずきん」(開発機)を使った録音です。 学習支援プログラム耳をたよりにプロジェクト(自然観察・環境調査)」の活動として行われました。

 そして、もうひとつ。ここに紹介する生態園の生き物の音は、博物館研究員や野鳥調査員だけで集めたものではありません。「とりの声キャッチ名人」などの生態園観察会において2003年から2009年の間に県民の皆様と一緒に集めた音を、たくさん公開しています。県民の皆様が参加するということは、中央博物館の大切な一面です。

 
  音声   イラスト制作   監修・統括
  千葉県立中央博物館   箕輪 義孝「挿絵工房   大庭 照代
  綾 冨美子・泉 宏子・大庭 照代   千原 真輔
鈴木 健二
  デザイン・構成
  黒田 治男・神 博之・百目木 純子   大庭 明子「蔵子樂舎   千原 真輔
鈴木 健二
生態園観察会「とりの声キャッチ名人

耳をたよりに自然を観察!」音声認識技術活用学習プログラム/「野鳥観察ガイドブック」準拠。
本プログラムは、平成21年度緊急雇用創出事業「県立中央博物館音響資料等整理・作成事業」にて製作されました。