小中大滝のできかた ページ

図は、小中川の模式断面です。
東金崖線の地質は、2層になっていて、上部の透水性のある未固結の砂層と、下部のより固結した泥岩層と砂層の互層の部分からできています。この地層は硬くて泥層は不透水性ですが挟まれる砂層が地下水の通り道になっています。
崖の下の地層は、不透水性の泥層になっています。
こんな地質の所で、小中川の河川争奪がおこり、下刻が進行してきたのですが、

 物理的には軟らかい崖下の泥層部分を下刻して、物理的に硬い砂泥互層の部分で滝ができた後、滝の上部が分裂して現在の上流の遷急点まで進んで行き、滝の下半部分は残って、現在の小中大滝になったと思われます。
うーん。結構面倒ですね。


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