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(1) 昭和10 年頃の海水浴場
海水浴場には様々な設備が備えられていた
各海水浴場では、納涼台やヨットハーバーの建設といった大規模なものから砂浜にブランコや滑り台等の遊具をつくるなど、様々な工夫で観光客の誘致に励みました。昭和10 年頃の様子を紹介します。
▲ 東京鉄道局が作成したチラシ
昭和12 年(1937) の夏に向けて作られたチラシです。
鉄道の路線ごとに、海水浴場が紹介され、駅からの距離、旅館の収容人数や更衣室のありなしと並んで、海水浴場にある施設、遊具が紹介されています。
貸しヨット、貸しボートなどのレンタル遊具、ブランコ、滑り台、飛び込み台などの遊具、相撲場、弓道場などの施設があったり、地曳網や「演芸の夕べ」といった催し物も行われていたようです。
▲ 新舞子海水浴場(富津市)のパンフレット
昭和12 年(1937) 頃発行のパンフレットです。海の中には飛び込み台があり、地曳網をする人々が描かれています。
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