No.991 2011/12/21(水)

 アカタテハとヒメアカタテハ


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 11月16日に観察した場所で、アカタテハとヒメアカタテハを探してみた。アカタテハの蛹がみつかった(写真1)。もうすぐ羽化しそうだ。ヒメアカタテハの方は、小さな若齢幼虫がみつかった(写真2)。1センチに満たない小さな幼虫だ。
 アカタテハの食草であるカラムシはすっかり枯れてしなびていた(写真3)。一方、ヒメアカタテハの食草、ヨモギは新鮮な葉を茂らせていた(写真4)。ヒメアカタテハが休眠せずに真冬にも幼虫が見られるのは、食草があるからともいえそうだ。枯れてしまうカラムシのような植物に依存していたら、冬の餌がなくなってしまう。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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写真4
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 アカタテハ Vanessa indica(タテハチョウ科)

 ヒメアカタテハ Cynthia cardui(タテハチョウ科)

 カラムシ Boehmeria nipononivea(イラクサ科)

 ヨモギ Artemisia princeps(キク科)

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