No.1756 2019/12/20(金)
赤くないベニキジラミ
![]() |
三島小にて。校舎の外壁をよじ登るミツバアケビの葉がちぢれたようになっている(写真1)。これは2年前に見つけたベニキジラミの仕業だと思った。 |
![]() |
![]() |
![]() 写真1 |
![]() |
![]() |
ところが葉裏にいる虫はベニキジラミのように鮮やかな赤ではない(写真2)。 | ![]() |
![]() |
![]() 写真2 |
![]() |
![]() |
体長はベニキジラミと同様の2ミリほどだが、体色は黒と黄褐色の縞模様(写真3)。羽化殻もあるので、このミツバアケビの葉から吸汁していた幼虫が羽化したものと思われる。 | ![]() |
![]() |
![]() 写真3 |
![]() |
![]() |
これは同じキジラミ科のハコネキジラミのように見える(写真4)。と思ったのだが、成虫で越冬するベニキジラミは秋から冬には赤色が抜け、地味な褐色になるらしい。 | ![]() |
![]() |
![]() 写真4 |
![]() |
![]() |
(尾崎煙雄) |
![]() |
![]() |
ミツバアケビ Akebia trifoliata(アケビ科) ベニキジラミ Cacopsylla coccinea(キジラミ科) ハコネキジラミ Psylla hakonensis(キジラミ科) |
ニュース一覧へもどる |