教室博日記 No.1834

 2020/07/16(木)

 キヨスミギボウシ

 7月2日、清澄山系にて。渓谷沿いの林道の脇で6月18日に花が咲いていたキヨスミギボウシの大きな株(写真1)。

7月2日、林道脇に生えたキヨスミギボウシ
  • 写真1

 すでに花は終わり、白い花びらがとろけたように垂れ下がっていた(写真2)。花の付け根には緑色で筒型の子房(しぼう)が残っている。子房はやがて成長し果実になる部分。

キヨスミギボウシのとろけた花
  • 写真2

 7月16日にまた同じ場所を訪れた(写真3)。

7月16日、林道脇に生えたキヨスミギボウシ
  • 写真3

 小さかった子房は3倍ほどの大きさになり、すでに若い果実になっていた(写真4)。果実は秋に熟して種子を落とすはず。それまで観察を続けたい。

キヨスミギボウシの若い果実
  • 写真4
  • キヨスミギボウシ Hosta kiyosumiensis(キジカクシ科)

(尾崎煙雄)