フィールドノート No.2132

 2022/06/10(金)

 タテジマカミキリ

 木更津市の谷津田にて。農道沿いの低木を何気なく網で掬ってみると、タテジマカミキリが落ちてきた(写真1)。体長は2センチ強。

  • 写真1 ヤマウコギの枝に止まらせて撮影

 タテジマカミキリはウコギ科の植物を食樹とし、カクレミノの枝先で見つかることが多い。過去の記事(教室博日記No.1543)にもカクレミノで見つかった様子が書かれている。カクレミノ以外から採ったのは初めてだ。帰ってから同僚にこの植物の名前を尋ねると、これはヤマウコギだった(写真2)。

ヤマウコギ
  • 写真1

 なるほど、ヤマウコギはカクレミノと同じウコギ科の植物なので、落ちてきたのは偶然では無かったということだ。植物の名前がもっと判るようになりたいものだ。

  • タテジマカミキリ Aulaconotus pachypezoides(カミキリムシ科)
  • カクレミノ Dendropanax trifidus(ウコギ科)
  • ヤマウコギ Eleutherococcus spinosus(ウコギ科)

(斉藤明子)