フィールドノート No.2248

 2023/03/23(木)

 オオバグミ

 館山市の海岸にて。常緑性のつる植物の茂みがあった(写真1)。オオバグミは別名マルバグミとも呼ばれ、海岸付近に生育することが多い。

  • 写真1

 2022/11/10に南房総市の山中で見つけたオオバグミは開花中だったが、この日はたくさんの果実がなっていた(写真2)。

  • 写真2

 赤く熟した楕円形の果実は長さ2センチほど(写真3)。花の時には小さくて目立たなかった子房(しぼう)がふくらんだものが果実。果実の先端についている茶色の小さい物体は花の萼筒(がくとう)の残骸だ。おいしそうに見えるが、味はちょっと渋い。

  • 写真3
  • オオバグミ(マルバグミ) Elaeagnus macrophylla(グミ科)

(尾崎煙雄)