80. ひばち・ひばし【火鉢・火箸】
- 炭をもやして、手などを温めました。
- 炭はけむりが出ないので、家の中で使えました。
- 火ばしは炭をはさむのに使いまいした。
教師用解説
- ひばち【火鉢】
- 木製で内側に金属板を貼った箱や陶製の容器に灰を入れ、炭を燃焼させるための道具。煙の出ない炭火を利用したので、家の中の暖房具として使った。体全体を温める火力はなく、手先を温める程度だった。石油ストーブ・電気ストーブなどの新たな暖房具の普及で使用されなくなった。
- ひばし【火箸】
- 火鉢や囲炉裏で燃えている炭を挟むのに使った金属の箸。炭箱から火鉢に炭を移したり不要になった火を消壺に移す時などにも使った。