11 灯明台
[県指定有形民俗文化財]
所在地 | 船橋市 |
竣工年 | M13頃 |
所有者 | (宗)意富比神社 |
設計者 | 不明 |
施工者 | 不明 |
構造 | 木3 |
外壁 | 下見板張り |
屋根形状・葺材 | 六柱造・銅板葺 |
建築規模 | 68.2m2 |
意富比神社境内の小高い丘の上に,さらに土盛りした上に建つ3階建ての灯台で,明治13年に点灯された。あさり採取と海苔養殖に従事する沿岸漁民の費用による,民間創設の珍しい灯台である。1・2階が四角形,3階が六角形平面で,1階から2階にかけての四隅に斜材を入れ,隅柱と3階の胴差を支えている。1階が矩折れに縁を回した8畳間,2階が番人の休息のための8畳間,3階が灯室で6面のうちの海に面した3面が窓になっている。[中村]