《白 鳥》(はくちょう)


 1940(昭和15)頃  15.0×26.0×12.5cm

戦時中、金属が手に入りにくくなると、津田は陶器で制作する。恐らく、沼田一雅との交流から陶彫の影響を受けたものであろう。この作品は、京都市美術館にも同じものがあるところから、型抜きされたものと思われる。京都の作品は、1940年(昭和15)の大阪工芸振興展に《眠処成毯》(みんしょせいたん)という題名で出品されている。この作品も、恐らく同じ頃に制作されたものであろう。