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環境の日記念・県民の日記念 自然誌シンポジウム

”〜科学と感性の融合をめざして〜
開催レポート

水は身近な物質。命にかかわる大切な資源。でも、そんな水のことを皆さんは、真剣に考えたことはありますか? 日本では、水は当たり前のように存在するものなので、意識して考えないですよね。7月に始まる企画展では、水の不思議な性質とそれによって成り立つ地球の姿を理解し、さらに水を通して自分の命を考えてもらうきっかけになればと今準備しているところです。

今回のシンポジウムは、水の循環や私たちの暮らしと水との関係をわかりやすく紹介すると同時に、水から受ける感動をプロのミュージシャンによる演奏で実際に表現するという新しい試みでした。

開催概要

プログラム

当日の様子

受付風景  今回のシンポジウムは、中央博物館・平成17年度企画展「旅する地球の水」のプレイベントです。当日の受付などは水展ボランティアの皆さまにお手伝いを頂きました。
会場風景 講演の様子(沖先生)
 約120名の方々がご来場下さり、沖先生の講演に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。仮想水(バーチャルウォーター)の紹介では、このような考え方もあったのかと目からウロコの体験をなさった方が多勢いらっしゃいました。
ディスカッションの様子 沖氏と高谷氏
パネルディスカッションでは、沖氏・高谷氏に司会として小川が加わり、右脳と左脳がぶつかるトークを繰りひろげました。
演奏の様子 よさこいチーム「紫音-SION」
ソウルメイツ(高谷秀司:ギター,マサ大家:ギター,桑原満:カホーン)による、高谷氏作曲「水の変容」の生演奏。来場者は水のイメージにただよっていました。演奏の最後には、大網白里のよさこいチーム「紫音-SION」の皆さんも会場を盛り上げてくれました。
水展ボランティア記念撮影 このシンポジウムは、水展ボランティアの研修も兼ねていました。終了後の記念撮影。7月2日からの本展示でも宜しくお願いいたします。

お知らせ

本展示である平成17年度企画展を以下の通り開催いたします。

  ワクワクたいけん2005「旅する地球の水」
期間 平成17年 7月2日〜8月31日 (毎週月曜休館)
会場 千葉県立中央博物館 企画展示室ほか
料金 入館料:一般 500円 / 高・大学生 250円 / 中学生以下無料
65才以上無料。団体料金等の詳細

2005年6月 千葉県立中央博物館 環境教育研究科 小川



沖 大幹 (おき たいかん)プロフィール
東京都生まれ。

兵庫県西宮市で育つ。東京大学生産技術研究所 助教授 博士(工学)

東京大学生産技術研究所助手、講師、助教授を経て1997年より現職。その間、日本学術振興会海外特別研究員として、NASA (アメリカ航空宇宙局)ゴッダード宇宙飛行センターの客員科学者を2年間勤める。専門は地球水循環システム。特に広域の陸面水文量のリモートセンシング、グローバルな水循環と水収支のモニタリングとモデリング、現状から将来へ向けた世界規模の水資源アセスメント、ヴァーチャルウォーターの交易、水を軸とした千年持続学の研究など。2000年には土木学会水工学論文賞を受賞。

・Web→ http://hydro.iis.u-tokyo.ac.jp/‾taikan/taikanJ.html
高谷 秀司(たかたに ひでし)プロフィール
大阪府生まれ。

ギタリスト、NPOミュージックカフェ理事長、千葉県立中央博物館共同研究員、元通信総合研究所特別研究員。

スタジオミュージシャンを経て、渡米。

帰国後、ギタリスト、サウンドプロデューサー、FMのDJ、さらにビジネストレーナー、会社経営、エッセイストなど、様々な分野で多彩な才能を発揮。最近では、音楽の平和イベントプロデュース、また、音・詩・絵のコラボといった多角的アートで音楽の可能性を追求。

自ら率いるバンド"SOUL MATES"でも日本にとどまらずスペイン・香港・オーストラリアなど世界各地で活躍中。現在アルバム製作中。今年6月、BSMF RECORDSより発売予定。

・Web→ http://www.takatani.com/

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