千葉県立中央博物館  平成18年度冬の展示

千葉の干潟
会期:平成19年1月27日 (土) 〜 2月18日 (日)


 海に囲まれた千葉県には、かつて広大な干潟がありました。干潟には多様な生物がたくさん生息しており、人間にとっても生活の糧となってきました。しかし、経済成長とともに、多くの干潟が埋め立てられました。それでもなお、千葉県には干潟が各地に残っています。例えば、東京湾最大の干潟である小櫃川河口の盤洲干潟、三番瀬、それに外房の河川の河口にも干潟があります。

 この展示会では、干潟とは何かに始まり、干潟の砂と泥にかくれた多様な生き物の姿、干潟の今昔などを紹介します。この展示会を通して千葉県の干潟の未来をみなさんと一緒に考えていきます。

 (展示づくりのようすはこちら



主な展示内容(展示品の一部紹介はこちら
 ・干潟ってどんなところ?
 ・干潟の生産性
 ・干潟の渡り鳥
 ・美味しい干潟
 ・干潟の今昔
 ・干潟と人のかかわり
 ・未来につなぐ干潟
 ・参加体験コーナー
 ・トビハゼなどの飼育展示


シンポジウム「どうなる、どうする千葉の干潟」

 千葉の干潟の過去、現在を、干潟の恵みとそれを支える「生物多様性」の観点から評価し、持続可能な社会のあるべき千葉の未来像を描きます。そしてその実現に向けた課題と今取り組むべきことを明らかにします。

 日時:19年2月3日(土)
 会場:千葉県立中央博物館 講堂
 参加無料、定員200名(当日受付)

 10:00〜11:40 現地報告会
          三番瀬グループ、盤洲グループ、外房グループ
 13:00〜13:50 基調講演「干潟からみた生物多様性」
          講師:秋山 章男氏(元東邦大学理学部教授)
 14:00〜15:30 パネルディスカッション
          <パネラー>
           田久保 晴孝氏(千葉の干潟を守る会)
           御簾納 照雄氏(小櫃川河口・盤洲干潟を守る連絡会)
           中村 俊彦氏(千葉県立中央博物館)
           吉田 正人氏(江戸川大学社会学部)
          <コメンテーター>
           秋山 章男氏(元東邦大学理学部教授)
          <進行役>
           福川 裕一氏(NPO法人千葉まちづくりサポートセンター)



ギャラリーコンサート

 昭和30年代の東京湾岸の写真を中央博物館の学芸員が紹介した後に、高谷秀司氏のギター演奏とともに『笑う干潟・三番瀬』などの詩の朗読を行います。

 日時:19年2月12日(月・振替休日 開館日)13:30〜15:30
 会場:千葉県立中央博物館 講堂
 参加無料、定員200名(当日受付)

 演奏:高谷 秀司氏
 略歴 大阪府生まれ。ギブソン専属ギタリスト、NPOミュージックカフェ理事長、千葉県立中央博物館共同研究員、元通信総合研究所特別研究員。

 写真:紹介する写真は林辰雄氏の撮影、埋め立て前の東京湾岸で人々の暮らしを写しています。同時に、林辰雄氏の撮影したのと同じ場所を中央博物館の学芸員が探して撮影した写真 を紹介する予定です。

 朗読:鈴木 優子氏(NPO法人千葉まちづくりサポートセンター)
 朗読される詩は、市村幸子さん作のもので、「船橋を詩う」という全体タイトルのもと、次のような詩が紹介される予定です。
  壱、緑青の扉
  弐、私の町海神
  参、共に生きる海・漁港
  四、笑う干潟・三番瀬
  五、青春の花ここに
  六、ばか面おどり


ミュージアム・トーク

 展示期間中に企画展示室でミュージアム・トークを行ないます。土 ・日・祝祭日を除く平日を中心に、13:30から30分程度行ないます。海に囲まれた千葉県には、かつて広大な干潟がありました。干潟には多様な生物がたくさん生息しており、人間にとっても生活の糧となってきました。この展示会を通して、簡単に干潟のことをミュージアム・トークで紹介いたします。ご希望の方は、企画展示室前に、お集まり下さい。担当職員は、白井、由良、桑原、江口の4名で、日程は以下の通りです。

 1月30日(火) 由良 浩(環境科学研究科) 13:30から30分程度
 1月31日(水) 桑原 和之(環境教育研究科) 13:30から30分程度
 2月1日(木) 桑原 和之(環境教育研究科) 13:30から30分程度
 2月2日(金) 桑原 和之(環境教育研究科) 13:30から30分程度
 2月6日(火) 江口 誠一(環境教育研究科) 13:30から30分程度
 2月7日(水) 江口 誠一(環境教育研究科) 13:30から30分程度
 2月9日(金) 江口 誠一(環境教育研究科) 13:30から30分程度
 2月15日(木) 桑原 和之(環境教育研究科) 13:30から30分程度
 2月16日(金) 白井 豊(環境教育研究科) 13:30から30分程度


干潟のプランクトン観察

 日ごろ目にする機会のない干潟のプランクトンや底生生物を実態顕微鏡で観察してみよう。スタッフが観察の手引きをいたします。

 日時:1月28日(日)、2月12日(月・振替休日 開館日)
    11:00〜16:00(当日10:30から設営)


軽食喫茶「あおば」特別メニュー

 千葉県立中央博物館の軽食喫茶室「あおば」のご協力により、「千葉の干潟」開催中に、献立表に期間限定特別メニューが、追加されます

「千葉のお雑煮」 ハバノリ、アオノリ、イワノリ、アサクサノリをまぶしたもち入り雑煮  450円




ノリが4種類入っているが、どれがどれだか分かりますか。

ノリはいろどりで、野菜がどっさりはいっています。

「磯辺巻き」 もち お茶つき  200円
磯辺巻きおやつに最適!
 是非この機会にご賞味ください。

<千葉の干潟展事業実行委員会>
千葉県立中央博物館
NPO法人千葉まちづくりサポートセンター
3つの地域グループ(三番瀬グループ、盤洲グループ、外房グループ)
千葉県環境生活部NPO活動推進課
千葉県環境生活部自然保護課
千葉県総合企画部企画調整課
千葉県教育庁教育振興部文化財課

問い合わせ先:千葉県立中央博物館 環境教育研究科
〒260-8682 千葉市中央区青葉町 955-2
電話:043-265-3111(館代表) FAX:043-266-2481

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