デジタルミュージアム・特集『日本博覧図』

後編-47 長福寺境内之図ちょうふくじけいだいのず

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旧町村名現市町村名絵師彫師寸法
夷隅郡総野村杉戸勝浦市杉戸芳雄横20×縦14.1cm
旧総野村杉戸の日蓮宗長福寺は、延元2年(1337)、池上本門寺四世日山の弟子日契の開基と伝えられる。図に描かれているのは、寺院裏手の七面山(通称経読塚)山頂の七面大明神である。この七面大明神は、長福寺第四世日如が応永17年(1410)正月に霊夢を見たことから、山門にあった七面大明神を山頂に移すことを思い立ち、七日間の断食・読経修行ののち遷座したものである。本尊の七面天女像は、池上本門寺日朗の作と伝えられる。

2005年1月 歴史学研究科