デジタルミュージアム・特集『日本博覧図』

初編-92 真言宗妙光山観福寺境内之真景しんごんしゅうみょうこうさんかんぷくじけいだいのしんけい

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旧町村名現市町村名絵師彫師寸法
香取郡牧野村佐原市牧野よし雄英山横41.6×縦20.5cm
妙光山蓮華院と号する真言宗豊山派の寺院。本尊は、平將門の守護仏であったとされる聖観世音菩薩。江戸時代には関東新義真言宗の中本山として多くの末寺を抱え、僧侶養成にあたった。銅造懸仏四面(釈迦・十一面観音・地蔵・薬師)は、もと香取神宮御本地仏。廃仏毀釈で当寺に奉納された(国指定重要文化財)。伊能忠敬(日本地図の作成)、楫取魚彦(国学者)の墓がある。画中の建物とその配置は、現在もほとんど変わっていない。

2005年1月 歴史学研究科