デジタルミュージアム・特集『日本博覧図』

初編-101 本山日本寺境内真景ほんざんにほんじけいだいしんけい

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旧町村名現市町村名絵師彫師寸法
香取郡中村香取郡多古町南中松溪伊藤良横56.1×縦20.1cm
永仁3年、日常が興した草庵が始まり。本尊は釈迦如来の日蓮宗寺院。千葉氏、北条氏の庇護を受け、江戸時代には朱印地が15石あった。慶長4年、日円が一致派関東檀林八つのうちの一つとなる中村檀林を開く。隆盛時には数十宇の庵ができ、数百人にもおよぶ学僧が法華経の奥義を探究した。檀林は明治8年まで存続し、画には多くの庵跡を確認することができる。明治に寺の再興をはかったのが、画にある加藤日慶である。

2005年1月 歴史学研究科