中枢神経タイプ


わざと食べちゃ駄目よ
 (-_-メ)

番付9番のテングタケ,10番のヒカゲシビレタケの毒は中枢神経に作用します.
 まずテングタケに含まれるイボテン酸ですが,イボテン酸は体内でムッシモールやムスカリンに変化します.これらの物質は,致命的なものでないのですが,神経を高ぶらせる作用をもち,一種の幻覚性の神経毒として知られます.イボテン酸は有名な
ベニテングタケにも含まれ,古代北欧のバイキングは,ベニテングタケのジュースを飲んで勇気を鼓舞し,また古代インドの「リグベーダ」の聖なる「ソーマ」はベニテングタケをさしている,という説もあります.イボテン酸はグルタミン酸(昆布の旨味の元)やイノシン酸(鰹節の旨味の元)にまさるとも劣らない旨味成分としても知られている.
 ヒカゲシビレタケのようにシロシビンを含有するきのことしては,シビレタケ属,ヒカゲタケ属,コガサタケ属,モエギタケ属が
知られています.

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