めいばばし

35 名馬橋


鴨川市

交通関係・道路・道路橋

全長5.1m,幅5.1m
1930(昭和5)年

鴨川市から和田町,丸山町へ向かう国道128号線の旧道に架けられたこの橋は完成から70年近く経過するがいまだ現役で状態も非常に良い。

関東大震災以降,千葉県でも木更津市金田小学校など鉄筋コンクリート造の校舎が現れるなど,公共建築の不燃化が進んだ。おそらくこの名馬橋もその流れの中で架け替えられたものであろう。

地元の古老によれば,当時としては大変モダンで地域のシンボルとして親しまれてきたという。

路面はアスファルト舗装されている。昭和初期の建造物らしく,肉厚のどっしりした外観で,重厚な印象である。

橋桁下のツートンカラーの洒落たデザインは特に秀逸である。親柱のレリーフなどに一部欠損はあるが保存状態は良好である。

(齋藤 望)

地形図 「安房和田」(略)


写真35- 1 名馬橋全景(1997年)
写真35-2 名馬橋親柱部(1997年)

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