房総の地衣類

樹状地衣:ハナゴケ属(基本葉体は鱗片状,顆粒状)/ Cladonia

※全種の写真が掲載されているわけではありません

 

本属を調べるにあたって,1と2のメニューを用意しました.1は,写真が得られた全種を掲載しますが,2は一部の種しか扱っていません.

1.大きな仲間分け・・・・・

2.特徴的な形から・・・・・
 
1.大きな仲間分け 

吉村(1974)「原色日本地衣植物図鑑」による大きな仲間分けをすると,千葉県産の種類は4つの群に分かれます.

A.石蕊群(基本葉体は顆粒状で早期に消失する.子柄表面に平滑な皮層を欠く)

B.開口群(基本葉体は鱗片状.子器は褐色.子柄の分枝の脇は開口する)
C.閉鎖褐実群(基本葉体は鱗片状.子器は褐色.子柄の分枝の脇は開口はなく閉鎖する)
D.赤実群(基本葉体は鱗片状.子器は赤色.)
 
2.特徴的な形から
特徴的な形をした種類だけを集めて比較します.

A.じょうご形をしている

B.鱗片状の基本葉体のみで,子柄は見られないことが多い.
C.黄色っぽい(ウスニン酸を含む) → 「1.大きな仲間分け.D.赤実群」