デジタルミュージアム・特集『日本博覧図』

初編-23 順天堂病院じゅんてんどうびょういん

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旧町村名現市町村名絵師彫師寸法
印旛郡佐倉町佐倉市本町白龍軒呼友伊藤良横54.5×縦21cm
天保14年、佐倉藩主堀田正睦に招聘された蘭医佐藤泰然が、佐倉に開いた病院。安政6年、道の向側に移転。病院の開かれた場所は、狐が多く出るような場所であった。建物へは冠木門をくぐり、式台玄関より入る。玄関は入母屋瓦葺きである。創設間もない頃の病院には病室がなく、近くの宿屋に泊まった患者のもとへ医師が出向いたという。病院施設は、安政5年以降順次増やされたもので、画が描かれた頃が施設の完成時期であろう。

2005年1月 歴史学研究科