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初編-192
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郡 | 旧町村名 | 現市町村名 | 絵師 | 彫師 | 寸法 |
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市原郡 | 姉崎町 | 市原市姉崎 | 東涛舎主人巴凌漁叟 | 山崎 | 横35×縦23.1cm |
著名な姉崎古墳群中にあり、図のように周囲を水田に囲まれた中、樹木鬱蒼と茂る小丘上にあった。往時は二の鳥居から一の鳥居の方を見れば、東京湾が間近に見えたはず。現状では社域の杜を除けば、景観は一変している。延喜式内社の一つで、起源は日本武尊東征伝承にちなむ。祭神が「待つ」を忌む伝承から、境内には多くの杉の木は見えるが、「松」は一本も無い。神泉や一の鳥居から社殿までの石段等は今も残るが、社殿自体は昭和61年(1986)の火災で焼失し、現在のものはその後の再建である。なお、左上に描かれているのは県史跡の天神山古墳であり、社域の中にも古墳があったという。 |
2005年1月 歴史学研究科