2021/07/09(金)
カタモンオオキノコ
旧三島小の校庭にて。枯れ木に生えたキノコにカタモンオオキノコがたくさん集まっていた(写真1、2、3)。この甲虫は、体長6ミリ程度の黒地に赤い模様が映える美しいオオキノコムシ科の仲間だ。

- 写真1 枯れ木に生えたキノコ

- 写真2 キノコに集まるカタモンオオキノコ

- 写真3
キノコの生えた枯れ木は、2019年の「令和元年房総半島台風」で折れたモミジバフウの大枝とのこと(写真4)。

- 写真4 台風通過翌日のモミジバフウの様子(2019年9月10日撮影)
このモミジバフウについては過去の教室博日記に2度登場している(教室博日記No.1479、1740)。閉校するまでに、この木にまつわるエピソードがいろいろあったに違いない。太い幹が折れてしまったことは残念だが、今は菌類や昆虫がひっそりとこの木を利用している。
- カタモンオオキノコ Aulacochilus japonicus(オオキノコムシ科)
- モミジバフウ Liquidambar styraciflua(フウ科)
(斉藤明子)