46. べんとうばこ【弁当箱】
- 昔のべんとうばこは木の箱や竹のかごでした。そのあと、アルミニウムという金ぞくで作られたものが使われるようになりました。
- 金ぞくのべんとうばこは落としてもこわれにくく、熱(ねつ)がつたわりやすいので、昔は学校の石炭ストーブのまわりにおいて、べんとうばこをあたためて食べることもありました。
もっと調べてみよう(おじいさんのころのべんとうのおかずは、どんなものだったか聞いてみよう)
教師用解説
- べんとうばこ【弁当箱】
- 昔から弁当箱として、木製の重箱、曲物、桶や竹製の籠などが使われていた。明治27年から陸軍が飯盒・水筒などにアルミニウムを使用するようになり、軽くて加工のしやすいアルミニウム製の容器が使われるようになった。アルミニウムは熱に強いので、ストーブなどで温めることもできた。しかし、酸に弱い性質を持っており、ウメボシ等のものを入れると穴が開いてしまったので、この欠点を補うためアルミニウム製品の表面に酸化アルミニウム皮膜を作るアルマイトが大正12年に発明され、これが普及した。現在ではプラスチック製のものも多く使われている。