5-2 千葉刑務所正門


所在地 千葉市
竣工年 M40
所有者 法務省
設計者 山下啓次郎
施工者 旧司法省
構造 煉瓦
外壁 モルタル塗り
屋根形状・葺材 寄棟造,瓦葺,一部瓦棒鉄板葺
建築規模 690.9m2

正門は表面にモルタルが塗られているが,その重厚な姿は当初の雰囲気を十分に伝えている。両脇に丸屋根を載せた円筒状の塔を建て,左右対称の構成とする。門上部と塔には本館に見られたロンバルト・バンド風の装飾が付けられ,統一性が与えられている。また,中央の大きな円弧アーチの上に装飾を重ね,中軸性を高めている。シンメトリーの構成を,見る者に強く意識させ,威圧しているかのようである。[江口]

正門


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