陸から海へ

泳いでみたら

軽くてもろい骨

 陸上では、体を支えるために丈夫な骨が必要ですが、水の中へと入ったクジラ類には、代わりに水に浮かぶ軽い体が必要になりました。その結果、クジラ類は、外側の堅い部分が薄く、ほとんどが穴だらけのもろい部分でできている骨になりました。
軽くてもろい骨

大きな赤ちゃん

 クジラ類は、母体の1/2から1/3もある大きな子供を産みます。それは、子供を抱いて暖めてやることができないため、子供は、体が少しでも大きい方が冷たい水の中でも自力で体温を保てるからです。また、水中で暮らすようになったクジラ類には骨盤がなくなり、産道が大きく広がるようになったため、大きな子供を産めるようになりました。
赤ちゃんの大きさくらべ


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