《変貌七色》(へんぼうなないろ)


1933(昭和8) 
25.2×18.0×24.0cm   16.0×13.5×34.0cm

七面鳥は、羽のない頭部が、さまざまな色に変化するところから名付けられたと言われる。その特徴を作品名とすることにより、七面鳥をイメージさせている。ヨーロッパから帰国した後は、次第にデフォルメした動物の置物を製作する。この作品は、その過渡期にあたるもので、雄鳥の尾羽は、まるで歯車のようにギザギザであり、アール・デコの影響を残す作品である。