《一點玲瓏》(いってんれいろう)
1934(昭和9) 16.2×13.1×13.1cm 

1粒の雫を表現している。全体が36面体の壷である。正面にあたる面は、いくぶん大きめの4角形で安定感を持たせ、上下にそれぞれ向かう台形で構成している。津田がヨーロッパで身に付けたアール・デコや構成派の影響を示す作品として、現存する作品の中で最も有名な作品である。1934年(昭和9)の現代工芸美術名作鑑賞展に出品された。