《子迷家鴨》(こまよいあひる)

1938(昭和13) 
9.6×15.7×9.0cm  13.4×15.3×9.4cm

工芸の場合、作品を入れる木箱の蓋に、作家名、作品名、あるいは制作年などを記載することが一般的である。この作品には、そのような箱が現存しないため、津田が名付けた作品名は不明である。しかし、2匹の愛らしい小さなアヒルたちは、まさに親鳥からはぐれて、不安そうな表情である。誰が名付けた題名かは定かではないが、作風と非常にマッチしている。