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  考古学、豪華3本立て展覧会のお知らせ

 その1 「発掘された日本列島2005━新発見考古速報展━」
 その2 「出土遺物巡回展━房総発掘ものがたり━」
 その3 「氷河時代の旅」
 の概要
会期: 平成18年 2月4日(土)〜3月2日(木)
会場: 県立中央博物館 本館・第1、第2企画展示室および歴史展示室の一部
◆ 展示のねらい・・・3つの展覧会、同時開催.
 平成18年2月に、3つの考古学の展覧会を同時開催します。
1つづつでも、見ごたえ充分の展示が3つ同時にみられます。

その1は、日本全国の考古巡回展「発掘された日本列島2005━新発見考古速報展━」
その2は、千葉県内の考古巡回展「出土遺物巡回展━房総発掘ものがたり━」
その3は、中央博物館オリジナル展示「氷河時代の旅」

 今回は概要を紹介。・・・詳細は順次お知らせします 
◆ 「発掘された日本列島2005━新発見考古速報展━」
 文化庁主催で、日本全国で新たに発見された埋蔵文化財の中から注目されるものを厳選し、日本全国を巡回してお見せする展覧会です。
 全国史跡整備市町村協議会40周年記念事業。全国を巡回していて、千葉県が最後です。
 関東地方では東京都の江戸東京博で、開催されていますが、見逃した方、もう一度見直したい方は最後の機会ですのでどうぞ。

会期:H18年2月4日(土)〜3月2日(木)
主催:文化庁 千葉県立中央博物館 
共催:全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会  全国埋蔵文化財法人連絡協議会 全国史跡整備市町村協議会
特別協力:朝日新聞社
協力:インターネットミュージアム事務局
後援:NHK
協賛:ジャパン通信情報センター 東都文化財保存研究所
話題の奈良県キトラ古墳の壁画:朱雀(複製) 千葉県の出土:千葉県馬込遺跡の瓦塔
◆ 「出土遺物巡回展━房総発掘ものがたり━」
 千葉県内で近年発掘調査が行われた遺跡の中から、注目される遺跡とその出土品を選び、千葉県内で巡回してお見せしようという展覧会です。千葉県ご自慢です。
 「発掘された日本列島2005━新発見考古速報展━」との同時開催事業。県内埋蔵文化財センター・博物館が隔年で行っている、県内の新発見考古出土遺物巡回展示事業の2005年度版です。全国巡回展とも同時にやりましょうというわけです。見劣りしないという自信も当然あります。
 県内の博物館を巡回してましたが、中央博物館が最後です。見逃した方は最後の機会ですのでどうぞ。

会期:H18年2月4日(土)〜3月2日(木)
主催:(財)千葉県教育振興財団 (財)千葉市教育振興財団埋蔵文化財調査センター (財)市原市文化財センター (財)香取郡市文化財センター  (財)印旛郡市文化財センター 千葉県立中央博物館 千葉県立大利根博物館 千葉県立関宿城博物館 千葉県立房総のむら 千葉県立安房博物館 芝山町立芝山古墳 ・はにわ博物館 千葉県立上総博物館
後援:千葉県教育委員会 財団法人千葉県社会教育施設管理財団・千葉県文化財法人連絡協議会


 (中央博開催前の予定:県立上総博物館において 12/10から1/22まで開催。)
印西市西根遺跡の加曾利B式土器

中央の大きな土器が、注目の土器
巨大な完形の粗製土器(装飾の少ない土器)・・・・破片はいくらでも出るが、完形の出土例はとても珍しい。考古関係者驚きの土器です。
木更津市笹子城跡出土の独鈷杵

調査で出土した密教法具。一緒に出土した水晶製ミニチュア五輪塔とともに県内初の出土例です。
笹子城は知るひとぞ知る有名な戦国期上総武田氏の城。房総有数の城でした。
◆ 「氷河時代の旅」
 千葉県の旧石器時代の遺跡から出る、チャートや黒曜石の石器の石材原産地はどこか? 石器マニアならぜひ知りたい問題を解決した調査の成果を展示します。
 県内の嶺岡山地の石は使われているけど、銚子地方の石は使われてないって知ってましたか。また、栃木県や新潟県の産地からはるばる石材が運ばれてきているのは驚きです。
 中央博の展示らしいマニアックな一品です。考古学に興味の方だけでなく、岩石や地質に興味のある方々にも是非どうぞ。
 なお、図録:『氷河時代の旅』(興味ある方には垂涎の的は間違いない、おすすめ品です)を先着3,000名の希望者に会場でさしあげます(無料)。
 この展示は「発掘された日本列島2005」の「地域展示」で、県立中央博物館のオリジナル事業です。
・・・「地域展示」とは、全国を巡回する「中核展示」に対して、巡回する各地で、その地方の特色を生かした展示を行うものです。
会期:H18年2月4日(土)〜3月2日(木)
主催:千葉県立中央博物館 文化庁
共催:全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会  全国埋蔵文化財法人連絡協議会 全国史跡整備市町村協議会
特別協力:朝日新聞社
協力:インターネットミュージアム事務局
後援:NHK
協賛:ジャパン通信情報センター 東都文化財保存研究所
栃木県高原山の黒曜石産地を調べる

石材産地のようす(上左)
山中に黒曜石の巨大な岩塊がゴロリ・・・

黒曜石の産状(上右)
岩全部が黒曜石です。白く見えるのはこけ。

高原山の黒曜石による石器(左)
中央博過去最大の企画展展示面積になります+解説も充実
 従来の第1・第2企画展示室を使用するだけでなく、新たに、歴史展示室の3分の1を、この展示に合わせて展示替えします。
 3分の1といっても、広いですよ。・・・こうでもしないと、入りきらない豊富な展示物の物量と思ってください。
 時間の余裕を持ってご来館ください。

 会期中、当館の展示解説員が、全容を知るための「ガイドツアー」を1日3回行うほか、展示室にて質問対応しています。 →時間等はこちら
 勿論、学芸職員も対応いたします。お気軽に、お尋ねください。
 お子様向きの冊子「探検ガイド」も配布しますので、ご家族連れでもどうぞいらしてください。
            ⇒待ち構えている職員一同

中央博物館の展示室平面図です。

第1企画展示室 +
第2企画展示室 +
歴史展示の常設展示室の3分の1 =史上最大の展示面積で展示します。

解説員は、主に列島展その1の部屋(第1展示室)で待機しております。

はじめて中央博物館にお越しの方は、その他の常設展示室もご覧ください。
まじめに全部見ると6時間はかかるという設計です。充実した1日になることは保証します。
関連イベント:会期中の土日は、全部イベントがあります。
記念講演会
2月4日(土):「壁画古墳の保存━キトラ古墳・高松塚古墳━」
講師:清野孝之氏(文化庁)
会場:中央博物館講堂
当日申込 無料

2月19日(日):「考古学からみたごはんとパン」
講師:藤本 強氏(國學院大学)
会場:中央博物館講堂
当日申込 無料

体験教室
2月11日(土):勾玉づくり(あなたも古代人の装身具が作れます)
10:00-12:00、13:00-15:00 の2回
会場:中央博物館研修室
当日先着順 小学生以上 各30名 実費200円
主催:(財)千葉県教育振興財団

ミュージアムトーク
2/4、19を除く毎水土日の10回。考古・歴史・自然・民俗分野の職員が、自分の専門分野を生かし、それぞれ違う角度から展示紹介を行います。
14:30より30分程度。展示会場にて。どなたでも参加できます。
 
 イベント一覧はこちらです。
 体験教室:勾玉づくり・・・少々根性を出すと、この通り。いいのができます。
《 開催概要 》

期 間  平成18年 2月 4日(土)〜 3月 2日(木)
休館日  毎週月曜
開館時間 9:00-16:30(入館は16:00まで)

会 場  千葉県立中央博物館 : 企画展示室ほか

料 金  入館料:一般 500円 / 高・大学生 250円
     中学生以下・65歳以上 無料
     団体料金等について、詳しくはこちら
《 中央博物館 》
〒260-8682,千葉市中央区青葉町955-2 
電話:043-265-3111
ファクシミリ:043-266-2481
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
《 交通案内 》  くわしい交通案内はこちらへ
○電車・バスをご利用の場合
その1 
千葉駅(JR総武線・京成線)から
東口7番乗り場から、京成バス「大学病院」「大学病院・南矢作」行きで約15分。バス停「中央博物館」下車、徒歩7分。

東口2番乗り場から、千葉中央バス「中央博物館」行きで約20分。終点のバス停「博物館・文化ホール」下車、徒歩約1分。
その2 
蘇我駅(JR京葉線・内房線・外房線)から
・東口2番乗り場から、小湊鐵道バス・千葉中央バス「大学病院」行きで約15分。バス停「中央博物館」下車、徒歩7分。
その3
千葉寺駅(京成千原線)から
・徒歩約20分。(蘇我駅からのバスが千葉寺駅を経由します)
○車をご利用の場合
京葉道路「松ヶ丘インターチェンジ」から約5分です。中央博物館は「県立青葉の森公園」の中にあります。自動車でお越しの方は「市立青葉病院」方面の「青葉の森公園北口駐車場」をめざしてください。
《 問い合わせ 》
千葉県立中央博物館 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
電話:043-265-3111 ファクシミリ:043-266-2481
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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