致命的な毒タイプ
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番付の3番までのテングタケ類の毒が何故猛毒なのかというと,毒成分のアマトキシンが,真核細胞のRNAポリメラーゼに特異的に作用し,タンパク質の合成を阻害し,細胞組織が合成されなくなるためです.
簡単に言うと,これらのきのこを摂取すると,遅効性ですが,確実に肝臓や腎臓組織が破壊され,組織がスポンジ状となり,致死的な結果となります.
食後10時間後に中毒症状があらわれ1週間以上も苦しみ抜いた末に死亡するという例が多く, という結果をもたらす場合が多いようです.

番付4番のタマシロオニタケと5番のコテングタケモドキの毒成分は上記と異なるアミノ酸系の毒成分ですが,同様に致死的な結果をもたらします.

県内ではまだみつかっていませんが,コレラタケと俗に呼ばれるドクアジロガサというきのこがあります.
コレラタケを食すると数日間コレラ様下痢が続き,意識不明となり,肝臓・腎臓が破壊され,数日後に死亡することもあるということです.
対策:胃内完全洗浄ののち血液透析

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