『病児(ビョウジ)』
●制作年:1904年(明治37年) ●材質・技法:紙・水彩 ●寸法(cm):34×25.5
題名のとおり、うつむいた少女は顔色が冴えない。沈んだ色彩で描かれている。従妹をモデルして描いたこの作品について、作者自身は「病児の特相は写されて居よう、また悪く騒がない落ち着いた筆も斯う云ふ題目に適して居るだろう。併し水絵具の鮮やかな色は見ることが出来ない。」と述べている。この年の春、柏亭は中央新聞社に入社し挿絵を担当した。7月には、東京美術学校西洋画科選科に入学している。
作品一覧
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