ここから先は,器の切片を作ってプレパラートを生物顕微鏡で観察することや,地衣成分を調べることが必要になる場合が多くなってきます.下の「1」から始めましょう.
しかし,必要な道具(例えば顕微鏡)がない場合には,(正確な同定はできませんが)とりあえず外部形態の写真を比較してみましょう.・・・→ (●)G3C8-b「レカノラ型を外部形態で比較」へ
1
Ochrolechia parellula
イワニクイボゴケ →(●)
2
3
4
5
5a.子器は橙色で,K+紫色・.・Caloplaca s.lat. 広義ダイダイゴケ属
→G3C9.痂状地衣:裸子器(レキデア型・ビアトラ型)のページへ(●)
5b.子器盤は黄褐色・赤褐色・暗褐色・ほぼ黒色などで,K- ・・・6へ
6
7
8
9
9a.地衣体は多少とも黄色を帯び(ウスニン酸を含み,KC+黄色),粉芽で覆われる・・・◆Lecanora pulverulenta コナイボゴケ
10
10a.子器盤は黄褐色,決して暗色にならない.子器ははじめ地衣体に埋もれ,後に地衣体に圧着する(顕著にくびれることはない)・・・◆Lecanora leprosa コチャシブゴケ
11
11a.子嚢下層とヒポテシウムが褐色化する(子器切片).子器盤は褐色からほぼ黒色(日当たりが悪いとやや淡い褐色となることがある),縁部に放射状の凹凸がある・・・◆Lecanora iseana イセチャシブゴケ
12
12a.子嚢胞子は1子嚢中にしばしば16個生じる・・・◆Lecanora japonica ホウネンチャシブゴケ
13
14
15