千葉県立中央博物館に収蔵される地衣類のタイプ標本

◆千葉県立中央博物館では1989年の開館以来,県内の自然環境を調査し,記録するとともに,証拠になる標本を収蔵してきました.地衣類の場合には,調査していると名前がわからない種類がよく見つかります.それを調べると,それまで知られていない種であることが判ることがあります.この新種の候補について,論文にまとめ学術雑誌に発表すると初めて新種が誕生することになります.このような新種発表のとき,基準として指定する標本が,タイプ標本です.

◆当館では,2020年(令和2年)12月末現在,100種弱の地衣類のタイプ標本を収蔵しています(※).

このコンテンツでは,これらのタイプ標本について,カラー画像等で紹介します.

「地衣類のタイプ標本リスト」のページ(このすぐ下が入口)から,それぞれのタイプ標本のページを見ることができます.

「地衣類のタイプ標本リスト」
tinctorum tinctorum Gyalideopsis japonica スゲガサゴケ(左)と Dimerella kawanae ヒメダイダイサラゴケ(右)のタイプ標本の拡大写真
  タイプ標本のページに掲載されている写真の例↑
◆「タイプ標本って何だろう?」と気になったら,以下のページをご覧ください.
◆「地衣類って何だろう?」と気になったら,以下のコンテンツをご覧ください.
 
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