aka「カエル教室」の紹介 aka(reverse)


 2つの小学校において「カエル教室」を実施した。この活動のテーマは、次の三つであった。

(1)カエルについて学ぶことを通じて、小学生に身近な自然に目を開かせる
(2)開発した教材の効果を評価する
(3)学校と博物館の連携のあり方を検討する

 この活動は学校と博物館が協力して実施したもので、教師と博物館研究員が討議を重ねて計画を練った。博物館からみれば「アウトリーチ活動」(博物館以外の場所で行う博物館活動)であり、学校からみれば「外部講師を招いての授業」である。それぞれの学校では、教科の一部、または総合的な学習の時間の一部として授業時間をあて、博物館研究員が講師として授業に参加した。

 授業を実施した君津市立三島小学校は房総丘陵の山間部にあり、学校の周辺や児童の自宅周辺に田んぼやため池などがあり、カエルをごく身近に観察できる環境にある。一方、千葉市立本町小学校は千葉市中心部の住宅地にあり、カエルを観察するためにはバスに乗って郊外の谷津田へ出かけなければならない。

 授業は平成12年2月に延べ5回実施した。この時期はニホンアカガエルやヤマアカガエルの産卵期にあたり、これらのアカガエル類を主な観察の対象とした。

 以下に、それぞれの学校での事例を報告する。

face gray 千葉市立本町小学校の事例

face gray 君津市立三島小学校の事例


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