今年も4月28日に鹿野山ではしご獅子の奉納が行われました。私がはしご獅子におじゃまするのはこれで3回目ですが、この日はいつも天気に恵まれます。 はしご獅子は、はしごの上で二人立ちの獅子が曲芸のような舞を披露するのが呼び物ですが、これらの舞を習得するには長い年月が必要です。 今年は、昨年まで舞っていた二人が足の故障ででられなくなり、数年前から獅子舞の練習をはじめた若い二人によって奉納することになりました。 はしごの下での舞の練習しかしていなかった二人ですが、はしごの上での舞も奉納したいとの思いから練習を開始しました。そして当日、はしごの一番上での舞こそありませんでしたが、立派な舞を披露しました。 失われていく民俗芸能が多いなか、このように着実に受け継がれていく民俗芸能もあるのだなあと、うれしくなりました。
・昨年(平成16年4月28日)のはしご獅子の様子
・一昨年(平成15年4月28日)のはしご獅子の様子