LEDミニライトをつくりました

LEDを使ったミニライトをつくりました

 

LED(Light Emitting Diode)はダイオードの一種です。発光ダイオードとも呼ばれます。少し難しい表現をすると、順方向に電圧を加えると発光する半導体素子ということになります。電球のようにフィラメントを使わないため軽量で衝撃に強く長寿命とされています。

現代産業科学館の「わくわく工作教室」では、厚紙でミニライトのケースを作り、スイッチの回路はアルミ箔で作ります。ケースの中にコイン型の電池とLEDをセットします。
完成したミニライトは電池部分をケースの上から押すと、スイッチが入りLEDが発光します。

工作の前に、電気について勉強します。手回し発電機を回して発電すると、豆電球が光ります。手回し発電機はどちらに回しても電球が光ることも確認します。また、回路の中間に木を挟むと電球がつかないこと、しかし木を燃やした木炭では光ることなども実験します。そして、豆電球をLEDに変えて実験し、手回し発電機の回す方向によって発光しないことも確認します。

電気の流れ、LEDの特性を確認したら、工作の始まりです。

初めに厚紙を切ってライトのケースを作ります。目安とするための線が書かれていますから、線に沿って切っていきます。

できたら、ケースがきれいな形になるように定規を使って折り目を付けます。

スイッチの回路は、L字形に切ったアルミ箔で作ります。

アルミ箔に密着するようにLEDをセットします。動かないようにLEDの足をホッチキスで留めます。

ここで、コイン型の電池をスイッチの上にのせて、LEDが発行するか確認します。実験で確認したように、LEDは電気の流れが一方向ですから、電池のどっちの面をスイッチ部に当てると発光するか確認してから、ケースを組み上げて完成です。

「できた!」「光った!」「みて!みて!」

よくできました。皆さん上手にできました。

今回の「LEDミニライトつくり」も大人気で、工作希望者が定員の3倍以上になってしまい抽選を行いました。定員も工作室いっぱいまで増やし、臨時に3回目も実施しましたが、抽選に漏れた皆さんごめんなさい。

次回は、13日(土)は「飛ぶ筒をつくろう」を、14日(日)は「勾玉つくり」をおこないます。ご来館をお待ちしております。

そして、今回も「ちびっこ博士」が誕生しました。おめでとうございます。