開館25周年記念企画展「潜水」〈お楽しみワークショップ〉「ミニガラスカバーを作ろう!」

企画展「潜水」に展示されている「江戸っ子1号」の耐圧ガラス球保護カバーのミニ版を作りました

企画展「潜水」に展示されている「江戸っ子1号」は、東京都や千葉県の中小企業が中心となって開発した「深海用小型フリーフォール(自由沈下)型無人探査機」です。

「江戸っ子1号」は、4つの球、フレーム、エサ台、オモリで構成されています。それぞれの球は全長約1.5mの金属製のフレームに縦に配置され、エサ台、オモリはフレームの下部に取り付けられています。4つの球は、上から「通信球」「トランスポンダ球」「照明球」「撮影球」となっています。「通信球」だけがフレームから離れてロープでつながっています。各球は水深8,000mの水圧にも耐えられる「耐圧ガラス球」で、そのまわりをオレンジ色のプラスチックの保護カバーで覆われています。

今回のワークショップで作ったのは、この「耐圧ガラス球」を包んでいるプラスチック保護カバーを小さくした「ミニガラスカバー」です。

今回のワークショップは、このカバーを製作した「江戸っ子1号プロジェクト」参加企業「バキュームモールド工業(株)」の協力で行われました。初めに「真空成形」についての説明があり、身近なところにも「真空成形」で作られた物が多いことに驚かされました。ちなみに、「真空成形」とは、型とシートの間の空気を抜いてシートを型に密着させ成形する方法だそうです。

説明を聞いた後に、本物と同じように「真空成形」で半球形に作られた耐水ガラス球保護カバーの小さなサイズのもの2枚を貼り合わせて「ミニガラスカバー」を作りました。また、自分で描いた絵を入れた、こちらも「真空形成」で作られた写真立てもプレゼントされました。