科学館わくわく教室「きらきらミラーキューブ」

箱の中をのぞくと「きらきら」光る「きらきらミラーキューブ」をつくりました

12月に入り、急に寒くなってきました。雨も降り寒い土曜日にもかかわらず、元気な子どもたちが「科学館わくわく教室」に参加してくれました。今回は、「きらきらミラーキューブをつくろう」です。


「ミラーキューブ」ですから、はじめに「鏡(ミラー)」の勉強です。
鏡は、1枚だと像をそのまま映しますので、左右が反転した映像になります。2枚になるとどうかな?参加した皆さんに体験していただきました。反転した映像が、また反転されて正常な映像が映し出されます。では、鏡を直角に張り合わせると映像はどう映るでしょう。直角に張り合わせた鏡の前に、左手を上げた「招き猫」を置いて鏡の中央をのぞいてみると、あれ?「招き猫」の手が反対側の手が上がっています。不思議ですね。


では、鏡の特性がわかったところで工作開始です。
はじめに「のぞき穴」になる部分を作ります。定規を使って「穴」の大きさを決め、3枚のプラスチックミラーの隅を同じ大きさに切り取ります。「のぞき穴」になる隅を切り落としたものも入れて立方体の展開図のように並べ、その状態をセロハンテープで仮止めします。仮止めができたら、「光が入る穴」と「吊り下げ用の紐を通す穴」を「穴あけパンチ」で開けます。


ここまでできたら、プラスチックミラーの保護シールを剥がしてから、箱を組み立てます。箱の角の「穴」に紐を通して結んだら、「穴」の隙間から光が入らないように遮光用のアルミテープを貼ります。


これだけでは、きれいな色が見えませんので、光が入る「穴」にセロハンテープを張り好みで色を付けます。箱の合わせ目も光が入り模様になりますので、お好みでセロハンテープに色を付けます。合わせ目からの光(直線)が要らない方は、遮光用のアルミテープでふさぎます。


さぁ、これで完成です。いかがですか。「きらきら」光る「ミラーキューブ」ができましたか。


「のぞき穴」から中をのぞくと、キラキラ光っています。光の入る「穴」と箱のつなぎ目に貼ったセロハンテープテープの色と遮光具合でいろいろな模様が光る、あなただけのオリジナル「きらきらミラーキューブ」です。


今回も、「工作教室わくわくカード」のポイントを5つ集めた「ちびっこ博士」が誕生しました。次回の「科学館わくわく教室」への参加もお待ちしています。「ちびっこ博士」をめざしてみませんか。