科学館わくわく教室「モーターパラパラアニメをつくろう」

コイルと磁石で「モーター」を作り、コイルに絵を張り付けて、「モーター」で動く「パラパラアニメ」を作りました。

今回の「科学館わくわく教室」では、「モーター」と「アニメ」を組み合わせた「モーターパラパラアニメ」を作りました。
はじめに「モーター」と「アニメ」について勉強します。扇風機の回る羽根は、「モーター」が動かしているのです。では、「モーター」はどうなっているのでしょう。そこで、銅線を丸めた「コイル」に電気を流すと電磁石になることを勉強します。また、「アニメ」は、連続して変化する一枚一枚の静止画を続けて見ると、物が変化しているように見えることを利用した映像であることも確認します。工作を始める前には、磁石の性質も確かめました。

まず、「モーター」をつくります。銅線に絶縁層がコーティングされた「ホルマル線」を乾電池に巻いて「コイル」を作りました。できた「コイル」の両端の銅線を被っている絶縁層をカッターの先で剥ぎ取ります。(お父さん、お母さんも、小学生の時にエナメル線の先端を紙やすりで磨いて被覆膜を削った思い出があると思います。なお、今回使用したホルマル線はエナメル線と呼ばれる線の一種です)。次に、電池ボックスに乾電池を入れ、そこに「コイル」がのるように先端を加工したゼムクリップを立てます。乾電池の上に磁石をおいて、クリップに「コイル」をのせると、、、「あっ!回った」。「モーター」ができました。でも、なかなか回らない人もいました。ポイントは、「クリップの高さなどの立て具合」と「コイルの先端のみがき具合」などのようです。スタッフ・ボランティアさんも手伝って、「コイル」が回るように調整しました。


これだけでは「モーター」だけですので、「アニメ」も作ります。今回は、準備してある電車の絵を切り取って「コイル」に張り付けました。絵を張り付けた「コイル」をクリップの上にのせて、「モーターパラパラアニメ」の完成です。


コイルをクリップにのせただけで回らない人も、初めにちょっと勢いをつけてやると回りはじめました。早く回る人、少しゆっくりの人もいましたが、皆さんうまく回っていました。お家で、自分で絵を描いてオリジナルの「パラパラアニメ」をお楽しみください。

今回も6名の「ちびっこ博士」が誕生しました。工作教室に参加するとポイントがたまる「工作教室わくわくカード」を差し上げます。ポイントを5つ集めると「ちびっこ博士」に認定され、「ちびっこ博士認定証」と「ちょっぴりプレゼント」がもらえます。今回は、「ちびっこ博士」が2回目というお子さんもいらっしゃいました。「めざせ!ちびっこ博士!」。次回の「科学館わくわく教室」は、2月1日(土)の「オリジナルスノードームをつくろう」です。