ジーメンスの電車で撮影会(ジーメンスタイム)

ジーメンスの電車に乗って記念撮影してみませんか

現代産業科学館2階の「現代の産業の歴史」フロアーに展示している「ジーメンスの電車」では、不定期ですが「ジーメンスタイム」(撮影会)を行っています。

「ジーメンスの電車」は、世界で初めて外部から電気を取り入れて走った電気機関車です。1879年(明治12年)、ドイツのベルリン博覧会で3本のレールの中央から電気を取り入れ3馬力の直流モーターで客車3両を引き、1周300mの環状線路を時速12kmで走行し「煙の出ない機関車」と呼ばれ人々を驚かせたそうです。

ちなみに、日本では1872年(明治5年)に新橋-横浜間に蒸気機関による鉄道が開通しましたが、それから7年後にはドイツで早くも電気機関車が動き出し、さらに4年後にはイギリスで営業運転も始まっているのです。日本では、1895年(明治28年)に京都電気鉄道による路面電車が最初です。

展示している「ジーメンスの電車」は、ドイツ博物館の協力によりミュンヘンに現存する実物をもとに製作したものです。普段は乗ることのできないその「ジーメンスの電車」ですが、「ジーメンスタイム」では客席に乗車して記念撮影をすることができます。開催は不定期ですので、運がよければ「ジーメンスタイム」を実施しているかもしれません。その時には、是非乗車して記念撮影してみてください。

館長以下、解説員、館スタッフ全員でご来館をお待ちしております。