開館25周年記念「タイムスリップ科学館25年」開催

開館25周年記念事業

「タイムスリップ科学館25年」を開催しています

千葉県立現代産業科学館は、平成6(1994)年6月15日(県民の日)に開館してから今年度で25年を迎えました。

そこで、これまで開催してきた企画展・特別賞展等の展示活動を中心に、25年間の当館の歩みをポスターや収蔵資料により紹介しています。

千葉県立現代産業科学館は、平成2年に展示基本設計が、翌平成3年に展示実施設計が作られ、その年から建築工事が始まりました。今回の展示は、その当時のイメージ図や写真の展示から始まります。

次には、平成5年に工事中のエントランスホールに東京電力・千葉火力発電所で使われた巨大なタービンロータが据え付けられたこと、平成6年に当時の県知事などが出席して行われた開館式典の様子なども紹介されています。

この後に、25年の間に行われた企画展や特別展のポスターが展示されています。写真のポスターは、平成28年度の特別展「出発進行」と夏のプラネタリウム「宇宙へ」のポスターです。

会場には収蔵資料も展示されています。写真は、ドイツ、ツァイス・イコン社のフォールディングカメラ「ゾンネット・トロピカル」です。1926年に発売されたものです。

電球を発明したエジソンは、世界中の竹を取り寄せ一番長く点灯した京都の竹をフィラメントに選びました。この電球のフィラメントも竹で作られたものです。

昭和の終わり頃から爆発的な大人気となった「ファミコン」です。世代的には、今のお父さんやおじいさんたちが、「ファミコン」にはまったのではないですか?懐かしくないですか。ちなみに、私の「ファミコン」は赤色でした。

こちらもブームになりました「AIBO」です。世界初の家庭用エンターテインメントロボットととしてソニーが、平成11年に発売したのが初代「AIBO」(写真:左)です。写真右は、平成13年に発売された「AIBO〈マカロン〉」ですが、丸みのある愛らしい形でより生活に溶け込みやすいデザインとなりました。「AIBO」は、自立行動して感情・本能・学習機能等が組み込まれ、人とコミュニケーションを取りながら成長するロボットとして人気を博しました。

プラスチックの固まりを鏡に映して、特定の場所から見ると丸いバースデーケーキに見えます。当館の開館5周年を記念して、グラフィックデザイナーの福田繁雄氏が制作しました。

こちらの作品は、題名が「逆遠近錯視 Venezia」とされる、遠近法の消失点の部分が手前に飛び出している逆遠近の立体作品です。実物は立体的な工作物なのですが、ある一定の距離から見ると平面に描かれた絵と錯覚します。実物をこの機会に是非ご覧ください。きっと、驚かれますよ。

最後のポスターでは、今年の開館25周年記念企画展「潜水-水中の科学・技術・仕事-」も紹介しています。企画展「潜水」は、10月12日(土)~12月1日(日)に開催予定です。ご来館をお待ちしております。